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中学の定期テスト改革
みなさん、こんにちは。
今日は、「中学の定期テスト改革」に関する話題です。
(記事一部抜粋)
全国の公立中学校で定期テストのあり方を見直す動きが広がっている。
思考力などを重視した大学入試改革に対応するため、一夜漬けで知識を詰め込む従来型のテストを改め、生徒が主体的に学ぶ力を引き出す狙いがある。
◆「ノートの持ち込み」
9月上旬、福岡県の須恵町立須恵中学校で行われた定期テスト。真剣な表情で解答用紙に向かう生徒の机に、カラフルな付箋が貼られたノートが並んでいた。中には10冊ほどを机に積み上げる生徒もおり、ノートと問題を交互に見つめながら鉛筆を走らせていた。
テストはノートを持ち込める分、問題数を増やして記述式中心にし暗記問題を減らした。国語には「物語のキャッチコピーをつけ、理由を説明せよ」といった出題もあり、ノートを見ただけでは解けない問題も多い。テスト改革に携わった原結花教諭は「大学入試改革で思考力を問われる問題が増えた。生徒には自分で考える力を身につけてほしい」と期待する。
◆「定期テストの廃止」
金沢市立西南部中学校は19年度から年5回あった中間・期末テストをやめた。代わりに導入したのが週2回程度、1回20分ほどの「単元テスト」。単元ごとに試験をすることで生徒の理解度をこまめに確認できるという。東京都の千代田区立麹町中学校も18年度から定期テストを単元ごとのテストに切り替え、希望者が再テストを1度受けられる仕組みを導入した。
「AI(人工知能)社会になれば自分で課題を見つけ出し、解決していく力がより求められる。」「暗記したことを解答用紙に書く知識偏重型の日本のテストのあり方は国際社会では通用しない。」と教育現場の専門家は話す。
知識を身につける(暗記)ことは勉強の基本ですが、それをもとにして課題を解決する力を身につけていくことが、今後の世の中で活躍していくために必要とされていくのでしょう。今後の教育がどのように変わっていくのか楽しみです。
責任者 稲毛祐二
参考資料)日本経済新聞 2020年11月17日 https://r.nikkei.com/article/DGXMZO66265510W0A111C2KNTP00?s=5