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【高校生】「大学推薦入試の仕組み」(2021.5.3)

大学入試では推薦入試を活用しましょう

推薦入試は総合型と学校推薦型とよばれる2種類があります。一般的に総合型は意欲を重視する推薦入試、学校推薦型は学校での成績を重視する推薦入試です。推薦入試をうまく使って志望校に合格しましょう。

 


【推薦入試と高校での成績】


高校での成績はたいていの場合は出願資格として利用されます。また、成績の要件がない推薦入試もあります。しかし高校での成績は合否判定に決定的な影響はないと思って構いません(もちろん成績が良いに越したことはありません)。

また、出願の要件を満たせば出願できるので、成績が悪くて学校が推薦してくれないのではないかと心配する必要はありません。ただし指定校推薦など学校が推薦できる人数が決まっている場合は成績順となります。推薦入試は一部の成績優秀者だけでなく多くの高校生に開かれているものです。

 

 


【推薦入試の試験内容と合否判定】


事前に準備して提出する志望理由書自己PR書、高校での成績や部活動などの実績を記した調査書による書類を提出します。調査書は学校の先生が書いたものです。さらに実際に大学で試験を行います。主な内容は面接です。小論文を課す場合もあります。

1次試験と2次試験に分かれている場合もあります。国公立理系は口頭試問といって、試験官の目の前で問題を解くという試験がよくあります。

国公立では大学入試共通テストを課す推薦入試もあります。

私立の医療系ではグループディスカッションなどコミュニケーション能力を図る試験を課す場合もあります。また、独自に学力試験を課す場合もあります。

 

 

 


【推薦入試の合否判定】


事前に提出した書類と当日受けた試験の内容を総合して合否判定します。大学や推薦入試の内容にもよりますが、一般的に当日の試験の内容が重視されています。詳しい合否判定は必ず募集要項にありますので、確認しましょう。

 

 

 


【推薦入試と定員】


国公立の推薦入試は一般入試に比べて定員が少ないのが一般的です。私立では医療系や芸術系を中心に推薦入試の定員が一般入試並みにあることも珍しくありません。

 

 

 


推薦入試の時期】


推薦入試は早いところで9月頃から始まり、10月~12月頃にピークになります。国公立では共通テスト後に出願できるものもあります。7月頃には推薦入試の募集要項が出始めます。ですから出願の2か月前(夏休み頃)には少なくとも準備を始めましょう。また、受験するかどうかはそれより前に決めましょう。

 

 

 


【推薦入試の準備】


推薦入試は必ず主体的に行うようにしましょう。特に進学校とよばれる学校ほど、推薦入試については自己責任です。しかし、学校の先生にお願いすれば志望理由書や面接の練習などの面倒をみてくれます。また、自分が受けたい大学の推薦入試のデータが高校に残っている場合があります。学校の先生をうまく利用しましょう。

 

 


【推薦入試の注意点】


推薦入試は高校の推薦を得られたからといって合格が保証されている受験ではありません。推薦入試の方が合格しやすい、勉強しなくてもよいということもありません。受験のチャンスが増えると考えてください。推薦入試で合格すると他の大学を受験できなくなります。先に私立の推薦で合格しておいて、そのあと国公立を受験することはできません。

 

 

 

プロ教師:安食広大

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