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【コラム:山本】「重さと質量??」(2021.7.24)
「先生、重さと質量の違いって何ですか?」この質問もあるあるです。ズバリ…。
「質量」
・場所によって変化しない、物体そのものの量のこと
・上皿てんびん、または電子てんびんで測定
・単位は“g”や“kg”
「重さ」
・物体にはたらく重力の大きさのこと
・ばねばかりで測定
・単位は“N(ニュートン)”
この話をする度の思い出すのが「ガソリンは朝入れが得!」という話です。
これはかなり昔から言い伝えられている(得する)給油方法のひとつだ。ガソリンはほかの液体同様に温度によって体積が変化する。具体的にはガソリンの温度が10℃上がれば、約0.012L(12cc)体積が増える。
例えば50L給油したとすると、0.6L増えることになる。ガソリンスタンドでは重量ではなく体積を単位に販売しているので、気温が上がる前に給油すれば0.6Lぶんのガソリンが多く入る計算になる。レギュラーを140円/Lとすると84円お得になる。
夏場は温度差が10℃程度でも冬場になると20℃なんてザラにあるため、早朝給油を習慣づけるだけで年間に得できるガソリン量、金額は無視できないレベルになる。
という感じで気温が上がる前の早朝給油が得と言われてきたが、今もそのとおりなのか!?
ガソリンスタンドのガソリン備蓄用タンクは地中に埋められているため外気温の影響を受けにくく、気温ほどの温度差がないためあまりメリットはない、というのが今の主流だ。
さらに、現在のガソリンスタンドの給油機には、JIS規格により温度補正機能の装着が義務付けられているので、夏場でタンク内のガソリンの温度が上がっていたとしても、給油する際に補正されているのでガソリン量の多い、少ないの差が出ないようになっているのだ。
朝入れは損するわけではないので、続ける人は続けて問題ない。【ベストカーWeb】より
まぁ~これはこれで、学習を生活に活かす1つの例と言えると思っています。
皆さんも身近な事象で学びを活かせるものがないか探してみてください。
プロ教師:山本一人