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【コラム:黒沼】「試験中は速読🐇?精読🐢?」(2021.12.4)
皆さん、こんにちは!
先日、模試直後の授業で生徒さんから「時間がなくて本文を全部読めなかったー😂」という辛いお悩みを頂きました。だからと言って、国語や英語の本文をいきなり速読に切り替えればいいの?ということで今日はここを考えてみたいと思います。
実際一部の大学生の協力を得て広島大学では速読訓練の研究が行われていたようです。今の時点で分かっていることはある程度までの速読が一番良さそうです😄
どう言うことかというと、単に速度を上げすぎると読後の正答率は、特に難しい問題では下がるそうです。
じゃあやっぱり精読か?・・・でも無さそうで😆
速読にも良いところがあり、第一文から最終文までの時差が少なくて済むので、読み終わった頃に「あれ?本文の最初の方何だっけ?」で焦る💦人に効果ありだそうです。逆にゆっくり読みすぎると短期記憶を妨げるし、単語ごとの理解だと全体把握能力が下がる😅これでは精読とは意味が違ってきますね。
また、理解度は下げずに無駄な動きを無くすという点では、眼球運動のパフォーマンスを上げると良いそうです。一つは物理的に何文字を眼に入れられるかという認識能力を鍛える、もう一つはただ眼に入れるだけではなく理解の能力と分けるとします。
【A】ただ運動能力だけを追求していき一番速かった人。
【B】一番ゆっくり読んだ人
【C】速さはAとBの間で、戻り読みも部分で行い、特に話題の中心やキーワードに眼が戻っていた人
の中では最後のCのタイプの正答率が一番高かったそうです。
年齢とともに文字の内容を理解する能力は視点の置かれている字の前に2、3文字と後ろの方の15文字位はわかるようになっていくそうです。経験予測か😏?しかし若い皆さんも読む経験を高めれば向上します!!
つまりどこかの文字に視点を置いたらその前後も含め人間は認識しているので、前後の量が多いほど無駄な動きもしなくて済むし、塊ごとに読んでいけたら理解の上でも理想的ですね。
私達は実際成長するにつれ、単語から始めて句、節と拡大されて読む能力を上げてきたのなら、普段から心がければ、もっとその塊は大きくできる可能性をもっていそうですね!!!
プロ教師:黒沼里香