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山形県公立高校入試の変革 「前期」「後期」選抜導入について
2026年度から、山形県の公立高校入試が大きく変わります。
現在の中学1年生が対象となるこの入試(※1例外あり。下記参照)では、前期(特色)選抜と後期(一般)選抜の2回の受験機会が設けられます。
これは、受験生にとってどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
※1一定の定員割れが続く全日制普通科の谷地、新庄北、新庄南、南陽、米沢東の5校では、前期(特色)選抜の実施を1年前倒しできる。
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まず、メリットとしては、自分に合った高校を選ぶチャンスが増えることです。
現行の制度では、推薦入試を行う学科は限られており、大半の普通科の受験機会は一般入試1回のみです。
しかし、新しい制度では、普通科を含む全ての学校で前期選抜が行われます。
前期選抜では、面接や小論文などで選考されるため、自分の特徴や志望理由をアピールできます。
また、前期選抜で不合格になっても、後期選抜で再チャレンジできます。後期選抜では、筆記試験で選考されるため、学力を評価されます。
このように、受験生は自分の得意な方法で高校を受験できるようになります。
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次に、デメリットとしては、受験準備の負担が増えることです。
新しい制度では、前期選抜と後期選抜で出題内容や試験方法が異なります。
前期選抜では、各高校が独自に設定する面接や小論文などに対応する必要があります。
後期選抜では、従来通りの学力選抜となるため、しっかりと受験勉強をしてのぞむ必要があります。
そのため、受験生は2回の受験に向けて、さまざまな準備をしなければなりません。
受験校によっては1月に前期試験となり、私立高校の受験日程とかぶって、対策がより大変になるかもしれません。
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公立高校入試の変革は、受験生にとって大きな影響を与えます。
受験生は、自分の目指す高校や進路に合わせて、前期選抜と後期選抜のメリットとデメリットを考え、受験戦略を立てる必要があります。
公立高校入試の変革は、受験生の自己決定力や自己表現力を高める機会でもあります。
受験生は、この変革に臆することなく、自信を持って挑んでほしいと思います。
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「山形新聞」