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2x+4 → x+2　

“数字に踊らされている”間違いの第2弾です。何をしたのかお分かりですね。そうです。2つの項に共通する2を排除するために1/2を掛けたのです。

もしこれが、

2x+4＝0 → x+2＝0

ならば問題無いのです。つまり、『文字式』と『方程式』を取り違えた故のミスです。『文字式』と『方程式』を学ぶと、両者を混同してしまうことがよくあるのです。

これもまた、問題をよく見ない（意味を把握していない）ことが挙げられます。

そもそも、『文字式』とは、ある数量を文字を使って表した式のことで、『方程式』とは、式の中の文字に代入する値によって成り立ったり成り立たなかったりする等式のことです。

正に似て非なり、別の式というわけです。それが、式を見ただけで安易に簡素化しようと考え、そして無意識に1/2を掛けてしまったのだと思うのです。

自分が今何を見ているのか、それは本当に正しい行為なのか、またも大袈裟かもしれませんが…数学の学習を通して、自分の生き方を見つめ直していくのです。

プロ教師：山本一人