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【小・中・高生】プロ教師が教える‼勉強のヒント①(2020.4.17)
親御さんとの面談の中で話題になる1つに「勉強の仕方がわからない」という悩みです。特に最近多かったのは「勉強はしているけれども、覚えられない」という相談でした。そこで今日は、私がいつも授業で【3色(4色)の蛍光ペンを上手に活用】することを指導しているので、簡単に紹介します。ここでいう3色とは「赤・青・黄」、4色は「緑」を足したものです。
【赤】~一般的に重要な箇所~
これは当然ですね。特にテストに出そうなところは、有無を言わさずチェックですね。とにかく、この印がある箇所は、たとえ時間がなくてもここだけは外すことができない、という観点で引きます。億劫がらず、ささっとチェックしておくだけで効率アップです。
【青】~自分にとって重要な箇所~
赤は一般的に重要な箇所であったのに対して、青は自分にとって重要な箇所に付けます。つまり、自分にとっては分かりきっていることが書いてある赤印である一方で、自分にとっては怪しいあるいは苦手なことが書いてあるのが青印ということです。自分の分からない所を勉強することが1番効率的です。それを繰り返すことで、苦手の基準がどんどん拡がり、少しでも「大丈夫かな……?」と思ったら青色、という感覚が身につくのです。
【黄】~暗記が求められる箇所~
黄は単純に暗記が求められる箇所にマークします。歴史における年号や化学反応式、美術・文学史等々、暗記力が求められる箇所は多々あります。ここは、できるだけ早めに対策しておきたい部分なので、早めに対策することで長期記憶に残す必要があります。逆に考えれば、テスト前に短期記憶に詰め込んで勝負できる部分でもあるので、時間が無い人は黄色の部分を後回しにするのも作戦です。蛍光ペンで下線部を引いておいてもいいですが、暗記が必要な箇所をまとめて囲っておくのもいいでしょう。
【緑】~自分が面白いと思う箇所~
(これはオマケですが…)緑は自分が面白い、興味がある箇所に付けます。つまり、自分にとっては使えること、後で調べてみたいこと、気になることが書いてあるところにチェックをするのです。一見時間の無駄?不必要な行為?と受け取られがちですが、遠回りでも…実は案外真意を付いている可能性が高い箇所に、知らず知らず自分が気づいていることもあるのです。まさに此処が勉強の醍醐味かもしれません。これを繰り返すことで、自分自身の教養と視野が拡がるやもしれません。
「怪しいところがたくさんあるときは?」勿論、全部に蛍光ペンを引くことになっては意味がないので、ある程度勉強してからもう一度線を引くことを考えるといいでしょう。同時に、いかなるマーカーにも線を引かれない箇所は出てきます。ですので、最後は自分なりの基準で線を引いていきましょう。
プロ教師:山本
(※Hさん写真ありがとう♪ 上は太田先生の手☆ 明日はうさぎが寝まっす!!)