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【中学生】山形県公立高校入試のしくみ(2020.5.30)

山形県公立高校の入学試験は、大きく「推薦入試」と「一般入試」とに分かれます。

今回は一般入試に関してのお話です。


◆山形県公立高校 一般入試の仕組み


一般入試では、「①学力検査」「②調査書の評定」で評価します。

 

「①学力検査」は5教科500点満点の入学試験です。(※一部傾斜配点有り)

 

「②調査書の評定」は9教科5段階の合計(45点満点)で、中学校3年生の4月~12月までで決まります。

 


◆学校ごとに評価の比率が異なる


山形県の公立高校の入試の特長は、学校によってこの「①学力検査」「②調査書の評定」の評価の比率が違うことです。

 

「①学」「②調」の比率は、「3:7」「4:6」「5:5」の3パターンです。

 

(例)

★「3:7」の学校(寒河江高校など) ⇒ 「①学力検査」の比率が高い学校です。

※評定1の重みを入試の点数に置き換えると、およそ5点分の価値があります。

 

★「4:6」の学校(山形南高校など) ⇒ 「②調査書の評定」の価値が高い学校です。

※評定1の重みを入試の点数に置き換えると、およそ7点分の価値があります。

 

★「5:5」の学校(寒河江工業高校など)⇒「②調査書の評定」の価値が超高い学校です。

※評定1の重みを入試の点数に置き換えると、およそ11点分の価値があります。

 


◆先に持っている点数


このように、「②調査書の評定」は、入試の前に先に持っている点数と考えることができます。

 

評定を持っている人と持っていない人では、入試の前に大きな差が付きます。

 

具体的な例で説明すると・・・

 

山形南高校「4:6」

【Aくん】9教科評定ALL3の合計「27」 ⇒ 単純な500点満点の入試の点数に置き換えてみると「200点」

【Bくん】9教科評定ALL4の合計「36」 ⇒ 単純な500点満点の入試の点数に置き換えてみると「266点」

です。

評定比率がありますので単純比較はできませんが、始める前から66点差での入試・・・どえらいハンデ戦ですね💦

 


◆公立高校入試の戦略


5教科500点満点の対策だけではちょっともったいないです。

 

体育の「評定1」も数学の「評定1」も同じ価値です。

 

9教科全体をしっかりと見て、通信簿で上げられる項目を最大限上げていくことが大切になります。

 

どうやったら評定が上がるのかは細かく教育相談でお伝えします。

 

定期テストの結果も重要ですが、それだけでは上がらない場合があります。美術や音楽の実技教科が苦手でも、適切な対策をやれば上がります。

 

事前に自分の最高点を持って学力検査に臨みたいものですね!

 

責任者:遠藤

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