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【高校生】大学推薦を考えている皆さんへ①(2020.8.5)
皆さんこんにちは。
今年もそろそろ志望理由書について聞かれる季節になってきました。
中には、仮の評定など教えてもらっている人もいるかと思います。
そこで先ず今回は志望理由の書き方をお伝えしていきます。
I.志望理由書の書き方について
そこで先ず今回は志望理由の書き方をお伝えしていきます。
必要なものは志望大学の全体、及びあればですが学部別のパンフレットです。
- それらを通読して下さい。そして大切なところにアンダーラインを引いてそれらを何度も目に入れてみて下さい。そこにはどんな人に来て欲しいかという大学が求めている人物像が書かれているかと思います。建学の精神もそうですし、それ以外にも例えば「自立できる人間力」「地域のことを考える人材」「グローバルな未来人」「チーム力」等のキーワードになっている部分です。日常生活でもそんな人になれる様過ごしてみましょう。よく観客の胸を打つ迫眞の演技をする俳優さんにインタビューすると「私生活まで全て役柄になりきって過ごしました。」なんて聞いたことがあるのですが、そこまでいかなくとも、どうせその大学に入ったらその価値観の中で生きていく部分はあるので早めに知っておくつもりで相手の大学が大切だと思っていることに心を開いて寄り添う様にしてみるのはどうでしょうか。そうすると志望理由書を書いていても自然と同調した趣旨というものが醸し出されてくると思います。
- 次はさっきより少し判断が難しいとは思いますがその大学にしか無いような特徴であり注力しているところ、つまりその大学が売りにしているところを探し出して下さい。
大学も100%ボランティアではなく経営していかなければならないので少しでも社会に出て活躍する優秀な生徒を入学させることが維持発展に繋がります。その為に他大学との差別化を図るべく、受験生や保護者から選ばれるブランド戦略を打ち立て、色々な魅力を提供してくれます。
この場合例えば独自カリキュラム、新校舎や設備の充実、ボランティア派遣や地域貢献活動へのパイプ、留学だけでなくその手前の支援、女子大なら女子受けの良いコンセプトなどが掲載されていて様々な受験生の様々な価値観を満たしています。これら提供してくれたものを利用して皆さんは大学で立派に成長し、社会に対してどの様な恩返しができるかと次に考えてみましょう。
- 次に皆さんの今までの人生を振り返ってみましょう。今ある大学を志望するのは昨日までの皆さんの価値観が関係しています。皆さんは過去でできています。過去を振り返り一生懸命したと思うことは何ですか。部活かな?遠慮せず自信をもって肯定してみましょう。①②で取り上げたこととどこか結びつくところを探すことができそうですか。もし探せたら筆をとって志望理由書の構想として下書きをしてみましょう。
Ⅱ.こまめに最新情報を確認しよう!
受験生は夏に面談があると思いますが、先生にとっても生徒にとっても2021年度から推薦制度に変更があることに不慣れであるのと、コロナの影響で日程も含め念入りに確認して指示を仰いでおいた方が良いと思います。今の自分が推薦を利用して行ける大学を聞くのは勿論の事、選抜方法によってはレポート提出等種類も全体では増えています。従来からあるプレゼン等も従来通りの方法で良いのか気になるところです。
新しいことって先輩方の残してくれた資料も資料室に無いので、具体的にどんな準備が必要か戦略を練る為には、私も含め情報は少しでも早く多い方が対策を取れて良いなと思っています。未決のことに関しては、推薦に興味があることを自分からアピールしておいてアフタフォーローも先生にお願いしてすると共に、必要なら自分からも追情報を確認に行きましょう。社会情勢と見合わせ移動スケジュール等必要なことを予測して早めに準備したいですね。
大変な時期に入試改革という大変なことが重なっているとは思うのですがみんなで力を結集し受験を乗り切りたいですね!!!
プロ教師:黒沼里香