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子どもにも増えている「ロコモティブシンドローム」
今回は子供の運動不足から引き起こされる「ロコモティブシンドローム」という問題を取り上げていきます。これにより、子どもたちの危険回避能力が低下したり、空間認知能力の発達が遅れたりすることもあるようです。
1. ロコモティブシンドロームとは?
「ロコモティブシンドローム」(ロコモ)とは、骨や関節、筋肉が衰えて動きが不自由になる状態のことです。これまでは高齢者の問題とされていましたが、最近では子どもにも増えてきているようです。具体的には以下の症状があげられます。
①基本動作の困難
片脚で立つ、手を真っすぐ挙げる、しゃがみ込む、背骨を前屈するなどの基本動作ができない子どもが増えています。
②運動器機能不全
埼玉県の運動器検診では、約4割の子どもが何らかの運動器機能不全を有していることが確認されています。
③柔軟性の低下
成長期に運動不足や運動過多が原因で、体の柔軟性が低下し、しゃがみ込みや体前屈が困難になることがあります。
④姿勢不良
ゲーム障害や生活の便利化により、姿勢が悪くなる子どもが増えています。
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2. なぜ子どもに増えているのか?
主な原因は、スマホやゲームの普及とコロナ禍での運動不足です。これにより、姿勢が悪くなり、運動する力が低下しています。
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3. チェック方法
以下のチェック項目で「子どもロコモ」の可能性を確認できます。
・ 片足で5秒以上立てない
・ しゃがむときに途中で止まる
・ 両手を垂直に上げたときに肘が曲がる
・ 床に指がつかない
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4. 改善方法
「子どもロコモ体操」(下記URL参照)を毎日続けることで改善が期待できるそうです。例えば、肩甲骨を意識して大きく動かす体操や、親子で楽しむ「背中タッチ鬼」などの遊びも効果的とのことです。
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子どもたちの健康を守るためには、家庭と学校が連携して生活習慣の改善に取り組むことが不可欠です。親子での運動やバランスの良い食事を心がけ、子どもたちが健やかに成長できる環境をととえていくことが望ましいですね。
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担当)プロ教師 近江直樹
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参照:URLをクリック↓
子どもロコモについて | ロコモ | 認定NPO法人 全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 (sloc.or.jp)
子供も骨折しやすくなっている?骨や関節が衰える「子どもロコモ」が増加 原因や症状は?予防に効く体操とは | NHK | WEB特集 | こどもニュース