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我が家の本棚【Ⅱ】(日本史編)
今回は、歴史っておもしろい!と感じることができれば、テスト前くらいは覚える努力をしているように見えなくもないけれど結果が伴わない息子の成績に、少しは役に立ってくれるのでは、という母の密かな願いを込めて本棚に入れてみた本、『東大教授がおしえる やばい日本史 本郷和人監修 ダイヤモンド社』を紹介します。
とても売れているシリーズのようですので、ご存知の方も多いと思われます。2018年7月に第1刷が発行されています。
学校で教わる歴史上の人物が成し遂げたすごい事実はもちろん、彼らにまつわるおもしろエピソードが満載、マンガありイラストあり相関図ありで、興味深くおもしろく読み進められるように作られています。ページ左下の人物のセリフも見逃せません。
『困るわ〜 頭よすぎて困るわ〜』(聖徳太子)
『悪口は直で言わない 書くの』(紫式部)
『自分に正直でいたいのじゃ』(伊藤博文)
また、[豆知識]では歴史のテストにはまったく役に立ちそうにないことも紹介されています。
卑弥呼ではじまり、ラストは太宰治。
太宰の孫の石原燃氏の著書が芥川賞にノミネートされたことが話題になっていますね。
太宰がどうしても手に入れたかった、でも手に入れられなかった賞に孫の作品がノミネート、その発表が6月16日ということにも太宰の執念を感じるとの太宰治記念館関係者のコメントを見ました。
ひとりの人物の一生は終わっても、歴史は続いていくものなのですね。
この本を読んだ息子。感想は「めっちゃおもしろかったよ。」
ただ、期待に反して、雑学だけが頭に入ったようです。
肝心な、教科書に書かれた歴史は雑学に負けてしまって…
薦めるタイミングも大事ですね。
~工藤先生より~