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生成AIと教育 ~子どもたちに必要な“問いを立てる力”とは?

近年、急速に社会に浸透し始めた生成AI(Generative AI)。ChatGPTや画像生成AIなどが一般利用されるようになり、教育現場でもその活用と課題が注目されています。2023年度から2024年度にかけて、文部科学省も学校現場での活用指針を発表し、各自治体や学校でも対応が進められています。

特に中高生の学びにおいて、「AIに何を聞くか」「AIの答えをどう考えるか」という視点が求められるようになりました。ただ正しい答えを出すだけでなく、課題を発見し、深く問いかける力が、今後さらに重要になると予測されています。

これは、これまでの「暗記・反復型の学習」から、「思考・創造型の学習」への転換を意味しています。AIの発展が進めば進むほど、人間にしかできない“問いを立てる力”や“判断力”が、学力の核心になっていくのです。

学校での対応と保護者としての関わり

文科省は、2023年7月に「生成AIの利用に関する暫定的な考え方」を示し、「創造性や探究心を育むための活用」には可能性がある一方、「課題の丸写しや依存には注意が必要」としています。多くの学校では、まだ試行錯誤の段階ですが、探究学習や意見文作成などにAIを使う取り組みも始まっています。

こうした変化の中で、保護者の立場としてできることは何でしょうか。まずは、AIを「禁止」ではなく「道具」としてとらえること。子どもと一緒に使ってみる、AIが出した答えを検討する、そんな関わりが、子どもの思考を深めるきっかけになります。

また、学校や塾任せにせず、家庭での対話の中で「なぜそう思う?」「他にはどんな見方がある?」と問いかけることも、思考力を育てる上で非常に大切です。

これからの教育と家庭の役割

生成AIの登場は、まさに「教える」教育から「考える」教育への大きな転換点です。子どもたちにとっては、新しい学び方を体験できるチャンスであり、大人にとっては、子どもの力を引き出すサポーターとしての関わり方が問われる時代です。

私たち大人も、「問いを立てる力」を育むために、何ができるのかを、子どもたちと一緒に考えていくことが求められています。

参照:文部科学省「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的な考え方」

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00320.html

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担当)プロ教師 近江直樹

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