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通信制高校の人気が急増する理由

1. 生徒数の増加 

日本における通信制高校の生徒数が増加している現象は、教育の多様化と社会の変化を反映しています。文部科学省のデータによると、令和2年5月1日現在で、通信制高校の生徒数は206,948人に達し、全体の6.3%を占めています。また、2024年度には約29万人に達し、10年前の約1.7倍となっています。この数値は、過去数年間で着実に増加しており、特に私立通信制高校における生徒数の増加が顕著です。また、通信制高校の数も増加しており、公立79校、私立224校の合計303校となっています。

 

 

 

2. 増加している理由 

通信制高校の選択が増えている理由は多岐にわたります。以下にいくつかの理由を挙げてみました。

 

不登校生徒の受け皿

不登校の中学生の数が増加しており、2022年度には約19万4000人に達しました。特にコロナ禍以降、オンライン授業の普及が通信制高校の選択肢を広げています。いじめや学校生活への適応困難など、学校環境における問題から逃れる手段として通信制を選ぶ生徒もいます。通信制は、個々のニーズに合わせた教育を提供することで、これらの生徒にとって安全で快適な学習環境を提供しています。

 

 

通学型通信制の普及 

通信制高校でも通学日数を選べる「通学型」が普及しており、週3日や週5日など柔軟に通学できる点が魅力です。同じ境遇の生徒が集まることで安心感が得られます。

 

 

自由な学びのスタイル 

通信制では、自宅学習を基本とし、スクーリング(対面での授業)は限られた回数のみとなっており、学生は自分のペースで学習を進めることができます。これは、スポーツや芸能など特定の分野で専門的な活動を行う学生にとって、学業との両立を容易にします。また、多くの通信制高校では、自由に時間割を組むことができるため、生徒は自分の興味や関心に応じた学びを追求できます。例えば、大学入試対策や専門的な学習、スポーツや趣味に特化したコースなど、多様な選択肢があります。その他にも、プログラミング、PCスキル、美容師、調理師など、将来のキャリアに直結する技能や資格を身につけることができます。これにより、学生は学業を通じて実践的なスキルを獲得し、社会に出る準備を整えることが可能です。

 

 

新型コロナウイルスの影響 

新型コロナウイルスの影響により、オンライン学習への関心が高まり、通信制の教育モデルが注目されています。これは、伝統的な学校教育の枠を超えた学習方法として、通信制が新しい選択肢として認識されていることを示しています。

 

 

私立通信制高校の増加 

私立の通信制高校の生徒数は、ここ10年で大幅に増加しており、特に私立校の生徒数が16万人を超えるのは初めてのことです。私立校は多様なカリキュラムやサポート体制を提供しており、生徒のニーズに応じた柔軟な学びが可能です。

 

 

 

3.まとめ

通信制高校の生徒数の増加は、教育の個別化と社会のニーズの変化に対応する日本の教育システムの柔性を示しています。今後も、この教育形態は多様な学習ニーズに応える重要な役割を果たすでしょう。このように、通信制高校は多様なニーズに応える柔軟な教育スタイルを提供しており、今後もその人気は続くと予想されます。

 

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◎山形県家庭教師協会では、皆さん(小学生、中学生、高校生)の夢を実現するためのサポートを、プロ教師による完全個別指導で行っています。これから中学校や高校に進学を考えている皆さん、一緒に夢の実現への最短ルートを探してみませんか?

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担当)プロ教師 近江直樹

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参照:URLをクリック↓

高等学校通信教育の現状について (mext.go.jp)

【2024年更新】通信制高校は増えている? 生徒数・学校数の変化を調べてみた – 通信制高校ナビ (tsuushinsei-navi.com)

2024年度学校基本調査速報 通信制高校の生徒数が9年連続増加 公立通信制課程も3年連続増加 – 大学ジャーナルオンライン (univ-journal.jp)

通信制高校生徒数が約21万8千人に、前年度から1万人以上増加 | 通信制高校があるじゃん! (stepup-school.net)

通信制高校で生徒急増 通学もできる!? 難関大学目指して選択も なぜいま選ばれるのか?不登校増加も背景か | NHK | WEB特集 | 教育

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