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5月2日 Perfect humanが眠った日
“The noblest pleasure is the joy of understanding.”
本日5月2日は、レオナルド・ダ・ヴィンチの命日にあたります。
レオナルドは、「脱キリスト教、古代ギリシア・ローマへの復帰」を目指したルネサンス真っ最中の1452年4月15日、その興りの地であるイタリア(フィレンツェ共和国)に生まれ、ルネサンスを代表する画家として『モナ・リザ』、『最後の晩餐』、『岩窟の聖母』などの作品を残し、1519年5月2日、67歳でその生涯に幕を閉じました。
そんな稀代の芸術家でありながら、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学・・・多方面に渡り業績を残すなどその生涯にわたり遺憾なくその才能を発揮しました。
故に、『万能の天才』といえば誰もが認めるレオナルドの代名詞です。
しかし、なんとそればかりでは飽き足らず、その容姿は端麗で、膂力にも優れていたそうです。
そんな様はまさに初代Perfect human。
ちなみに、お気づきでしょうか、私が「ダ・ヴィンチ」と書かず、「レオナルド」と記載していることに。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、イタリア語でLeonardo da Vinci、これは「ヴィンチ(村)のレオナルド」ということになるようです。
すなわち、「ダ・ヴィンチ」とは、「ヴィンチ(村)の」と言っていることになるわけです。
出身地の事ばかり言って、名前を呼ばないのはなんだか距離を感じますので、ぜひ今後は「レオナルド」と呼んでやってください。
ところで、彼のフルネームは、Leonardo di ser Piero da Vinci (レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ)、結局da Vinciは入るようです。
そんなレオナルドの最も刮目すべきは、その「飽くなき探求心」ではないでしょうか。
彼は、自身を取り巻く多くのことに目を向け、約40年に渡りおよそ15,000枚の手稿(メモ・ノート・イラスト)を記したといわれているメモ魔で、初代メモの魔力の実践者です。
※尚、レオナルドの全手稿のうち、その2/3は失われ、現存するのは5,000枚と言われています。
よく「何事にも関心を持つことが大事」って耳にしますよね。
みなさんの学校の先生もこの前おっしゃっていたのではないでしょうか。
約500年も前にその大事さを証明した人物がヴィンチ村出身のレオナルドだったのですね。
それではここで、多才でメモ魔のレオナルドの名言の中から一つをご紹介します。
“The noblest pleasure is the joy of understanding.”
最も高貴な娯楽は、理解する喜びである。
個人的に意訳すると「勉強って楽しい!」。
私も普段からそう思っています。
ただし、自らが望んだ場合に限る。