TOPICS from KATEKYO/米沢事務局
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山形から始まるAI・データサイエンス革命―― 高校と大学をつなぐ“地域創生モデル”を追う
自然と伝統文化に恵まれた山形県で、未来を拓く教育改革が動き出しました。 2025年4月、山形大学に誕生する「社会共創デジタル学環」は 地域課題をデータとAIで解く若者を育て、高校・大学・地域社会を一本の流れでつなぐ ま…
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2040年「理工系100万人不足」時代をどう生きる? 私立大学重点支援と学びのチャンスを読み解く
2025年6月、文部科学省の有識者会議は「2040年に理工系技術者が 100万人以上不足する」というショッキングな推計を公表しました。 同時に国は、私立大学を中心に総額3,002億円の大型基金を創設し、 理工系学部を思い切…
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部活引退から受験へ――最後のスパートで夢をつかむ7ステップ
部活動という熱い舞台を走り切ったみなさんへ。 次はいよいよ入試本番です。「今からでは遅い?」という不安は、 これまで鍛えた集中力・粘り強さ・仲間と高め合う力 があれば消え去ります。今日から「受験勉強部」の新しい部長のつもり…
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無償化・DX・探究時代にどう学ぶ?――高校選択とこれからの力の身につけ方
私立高校授業料の実質無償化が進み、私立人気が急上昇しています。 大阪では公立の定員割れが問題化する一方、国は公立高校の「魅力向上プラン」を年度内にまとめる予定です。 さらに GIGA スクールの次世代展開、DXハイスクール…
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私立人気アップにどう向き合う? 公立高校「魅力向上プラン」のポイントを読み解く
私立高校の授業料が実質ゼロになる世帯が広がり、私立志願者が急増しています。 一方、政府は公立高校の魅力を高める新しい改革案(グランドデザイン)を年度内にまとめる方針を示しました。 本コラムでは、読売新聞の報道 「無償化で私…
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筑波大人文系再編が映す高等教育の転換点 ── 中高生はいま、どう学びをデザインするか
2025 年 6 月、 筑波大学の人文系 3 学類統合計画が報じられ、日本の大学再編議論が一段と現実味を帯びました。 背景には、18 歳人口の激減と中央教育審議会答申(2025/2)の「大学規模適正化」があります。 進…
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山形県の人口減少と教育への影響 ― 持続可能な学びの仕組みをどう築くか
2025 年 5 月、山形県の人口が105 年ぶりに 100 万人を下回り 99 万 9,378 人となりました。 自然減に加え、15~24 歳の若者流出が社会減の 7 割超 を占めるなど、 教育を終えた若者が県外に流…
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北欧のIT教育“紙回帰”と日本の生成AIガイドライン ― 中高生がバランス良く学ぶために
デジタル教育先進国と呼ばれてきた北欧で、近年「アナログ回帰」の動きが 注目されています。スウェーデンは2023年、6歳未満のデジタル学習を停止し、 紙の教科書を再配布。フィンランドでも自治体が紙教材へ戻す方針を決めまし…
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大学の教職課程 “必要単位数” を約4割削減へ ― 教員不足解消と多様な人材確保を狙う制度改革
文部科学省は2027年の教育職員免許法改正を視野に、 大学で教員免許を取得する際に必要な教職課程の単位数を大幅に縮減する方針を固めました。 現行 59 単位以上(1 種免許状)→おおむね 35~39 単位 へ約 60%…
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中学校に新教科「新・技術分野(仮)」創設へ ― 生成AI・セキュリティを柱にした情報教育
文部科学省は次期学習指導要領(2030年度実施予定)で、現行「技術・家庭科」を分離し、 情報教育を中心に据えた新教科「新・技術分野(仮称)」を創設する方針を示しました。 データ分析や生成AI、セキュリティ対策を体系的に…
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共通テスト新科目「情報Ⅰ」初年度を振り返る ― 2025年度入試から何が変わったか
2025(令和7)年度入試から、大学入学共通テストに 新科目「情報Ⅰ」が正式追加されました。 旧センター試験を含め約35年ぶりの教科追加です。本コラムでは 初年度本試験(2025年1月実施)の内容と今後の対策を整理し、…
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公立中学校“部活動の地域移行”が本格始動――2031年度までに休日活動を全面移行
山形県内では2026(令和8)年度からの6年間を「改革実行期間」と定め、部活動を学校外の地域クラブ(※県資料では今後「地域展開」と呼称)へ段階的に移す方針が示されました。県の有識者会議提言(山形新聞5月掲載)によると、20…
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速読力の副次的効果 ― 記憶力と読解力の向上
以前も速読について取り上げましたが(参照:変化する大学入試と求められる「速読力」)、今回では速読がもたらす学習効果を具体的に解説します。速読トレーニングは、試験時の情報処理を高速化するだけではありません。記憶力や読解力…
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2026年4月開校予定「新庄志誠館高校」~新たな学びの場に向けて統合が進む~
山形県は2026年4月、新庄市に新たな県立高校「新庄志誠館高校(しんじょうしせいかんこうこう)」を開校する予定です。これに向けて、2024年4月には開校準備室が新庄北高校内に設置されました。この新校は、新庄北高校と新庄南高…
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“高校入試改革”の波 ~変わる内申点の重みとこれからの学び~
近年、各地で高校入試制度の見直しが進められており、特に内申点(調査書)の扱いが注目されています。一部の自治体では「内申点の比重を下げる」または「学力検査の比重を上げる」といった改革が進められ、入試制度全体が大きく揺れ動いて…
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生成AIと教育 ~子どもたちに必要な“問いを立てる力”とは?
近年、急速に社会に浸透し始めた生成AI(Generative AI)。ChatGPTや画像生成AIなどが一般利用されるようになり、教育現場でもその活用と課題が注目されています。2023年度から2024年度にかけて、文部科学…
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小学校にも広がる“教科担任制”~変わる学びと子どもへの影響~
2024年度より、全国の小学校高学年で教科担任制の拡大が本格的に進められています。文部科学省はこの制度改革を通じて、より質の高い授業と、子ども一人ひとりに合わせた学びの実現を目指しています。 これまで小学校では主に学級担任…
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山形大学工学部に“女子枠”導入 ~理工系進学を支援する新たな一歩~
2025年度入試より、山形大学工学部が女子枠(女性特別選抜)を導入することが発表されました。これは全国的に見ても数少ない国立大学工学部での取り組みであり、理工系分野への女性の進出を後押しする大きな一歩として注目されています…
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教育のデジタル化のメリット、デメリット、そして賢い利用法
東京都が2025年に発表した教育施策大綱では、「デジタルとリアルを融合した学び」の推進が掲げられ、 教育現場に新たな風を吹き込んでいます。都立高校を中心にICT(情報通信技術)を活用した授業や遠隔教育が拡充され、 コロナ…
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変化する大学入試と求められる「速読力」
近年の日本の大学入試において、情報過多の中から必要な情報を素早く正確に読み取る能力が重視される傾向が強まっています。この変化に対応するために、受験生に必要となる「速読力」についてお伝えします。 大学入試の変化 現代の大学…