TOPICS from KATEKYO/米沢事務局
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変わりゆく高校受験戦略:なぜ今、早期準備が求められるのか
高校受験のスタートラインは、いつの間にかゴールへ近づいている――。かつては「中3から勝負」が常識でしたが、近年は中1の春に塾へ駆け込む姿が珍しくなくなりました。背景には内申点制度の改訂、ICTの急速な普及、そして地域・経済格…
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「年内学力入試」の拡大と教育現場の葛藤 ~首都圏私立大23校の新規導入に見る入試前倒しの是非~
急拡大する年内学力入試の現状 大学入学の前年秋以降に行われる学校推薦型選抜や総合型選抜などの「年内入試」において、学力試験を課す大学が急増しています。代々木ゼミナールの調査では、今年度は首都圏の私立大学23 校が新たに導入し…
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令和8年度 前期(特色)選抜を読み解く ― 普通科9校の最新募集枠・検査と対策ポイント
令和8年度(2026年度)から普通科でも本格導入される前期(特色)選抜。令和7年度(2025年度)は先行実施校のみでしたが、来年度からは山形市の主要普通科にも拡大します。本稿では県教委が7月19日に公開した最新 PDFを基に…
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山形大学新教育学部、来春スタート―21年ぶりの復活が意味するもの
皆さんは、将来教師になりたいと考えたことはありますか?子どもたちの成長を支え、地域の未来を担う教師という職業は、いつの時代も社会から強く求められています。そんな中、山形大学が21年ぶりに教育学部を復活させるという画期的なニュ…
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70年ぶりの転換点:「ち」が「ti」から「chi」へ
2024年7月14日、文化審議会は日本語ローマ字表記の70年ぶりの大改定となる答申案を決定しました。ここで注目されたのが、仮名「ち」を従来の「ti」から国際的に浸透している「chi」へ変更するという提言です。単なる文字列の置…
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公立高校「併願制」導入がもたらす衝撃 〜山形県入試の未来といま私たちにできる準備〜
2025年4月22日、石破茂首相は「公立高校でも複数校を同時に出願できる仕組み(併願制)」の検討を関係省庁へ指示しました。 「一発勝負」だった入試が変われば、受験生の戦略はどう変わるのでしょうか。 1. 併願制は“点…
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「学習態度」を成績から外す意味 〜2030年度教育評価改革が問いかけるもの〜
2025 年 7 月 4 日、文部科学省が中央教育審議会に示した方針は、 私たちが慣れ親しんだ成績のつけ方を根本から揺さぶりました。 学習評価 3 本柱の一つ〈主体的に学習に取り組む態度〉を評定(成績)から外す―― 2…
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AI・EdTech 時代の教育を考える 〜世界の動向と日本の現状、そして私たちにできること〜
はじめに:変わりゆく教育の風景 お子さんの宿題を見ていて 「私の時代とは全然違う」と感じたことはありませんか? タブレット学習、AI が提案する個別問題、オンライン授業…。 教育は今、世界規模で大きな変化の波に包まれて…
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【2025年最新】THE日本大学ランキング発表! 学生が知るべき大学の魅力と選び方ガイド
2025年4月3日、英国 Times Higher Education(THE)が THE日本大学ランキング2025 を発表しました。 偏差値では測れない「教育力」を4分野で評価し、 学生の〈学びの質と成長性〉に注目し…
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小学校英語は3年生スタートへ?―― 早期化で広がる学びと家庭・学校ができる英語力アップ術
24年末、中央教育審議会(中教審)は外国語活動の開始学年を 5年生から3年生へ前倒しする案を議論し始めました。 早ければ2028年度から実施される可能性もあり、 小学生の英語環境は大きく変わります。今回のコラムでは制度のポ…
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山形から始まるAI・データサイエンス革命―― 高校と大学をつなぐ“地域創生モデル”を追う
自然と伝統文化に恵まれた山形県で、未来を拓く教育改革が動き出しました。 2025年4月、山形大学に誕生する「社会共創デジタル学環」は 地域課題をデータとAIで解く若者を育て、高校・大学・地域社会を一本の流れでつなぐ ま…
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2040年「理工系100万人不足」時代をどう生きる? 私立大学重点支援と学びのチャンスを読み解く
2025年6月、文部科学省の有識者会議は「2040年に理工系技術者が 100万人以上不足する」というショッキングな推計を公表しました。 同時に国は、私立大学を中心に総額3,002億円の大型基金を創設し、 理工系学部を思い切…
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部活引退から受験へ――最後のスパートで夢をつかむ7ステップ
部活動という熱い舞台を走り切ったみなさんへ。 次はいよいよ入試本番です。「今からでは遅い?」という不安は、 これまで鍛えた集中力・粘り強さ・仲間と高め合う力 があれば消え去ります。今日から「受験勉強部」の新しい部長のつもり…
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無償化・DX・探究時代にどう学ぶ?――高校選択とこれからの力の身につけ方
私立高校授業料の実質無償化が進み、私立人気が急上昇しています。 大阪では公立の定員割れが問題化する一方、国は公立高校の「魅力向上プラン」を年度内にまとめる予定です。 さらに GIGA スクールの次世代展開、DXハイスクール…
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私立人気アップにどう向き合う? 公立高校「魅力向上プラン」のポイントを読み解く
私立高校の授業料が実質ゼロになる世帯が広がり、私立志願者が急増しています。 一方、政府は公立高校の魅力を高める新しい改革案(グランドデザイン)を年度内にまとめる方針を示しました。 本コラムでは、読売新聞の報道 「無償化で私…
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筑波大人文系再編が映す高等教育の転換点 ── 中高生はいま、どう学びをデザインするか
2025 年 6 月、 筑波大学の人文系 3 学類統合計画が報じられ、日本の大学再編議論が一段と現実味を帯びました。 背景には、18 歳人口の激減と中央教育審議会答申(2025/2)の「大学規模適正化」があります。 進…
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山形県の人口減少と教育への影響 ― 持続可能な学びの仕組みをどう築くか
2025 年 5 月、山形県の人口が105 年ぶりに 100 万人を下回り 99 万 9,378 人となりました。 自然減に加え、15~24 歳の若者流出が社会減の 7 割超 を占めるなど、 教育を終えた若者が県外に流…
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北欧のIT教育“紙回帰”と日本の生成AIガイドライン ― 中高生がバランス良く学ぶために
デジタル教育先進国と呼ばれてきた北欧で、近年「アナログ回帰」の動きが 注目されています。スウェーデンは2023年、6歳未満のデジタル学習を停止し、 紙の教科書を再配布。フィンランドでも自治体が紙教材へ戻す方針を決めまし…
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大学の教職課程 “必要単位数” を約4割削減へ ― 教員不足解消と多様な人材確保を狙う制度改革
文部科学省は2027年の教育職員免許法改正を視野に、 大学で教員免許を取得する際に必要な教職課程の単位数を大幅に縮減する方針を固めました。 現行 59 単位以上(1 種免許状)→おおむね 35~39 単位 へ約 60%…
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中学校に新教科「新・技術分野(仮)」創設へ ― 生成AI・セキュリティを柱にした情報教育
文部科学省は次期学習指導要領(2030年度実施予定)で、現行「技術・家庭科」を分離し、 情報教育を中心に据えた新教科「新・技術分野(仮称)」を創設する方針を示しました。 データ分析や生成AI、セキュリティ対策を体系的に…